発達障がい児用学習机・椅子・療育家具

■一般ご利用者の声

「療育デスク」を実際に導入されている各施設からの率直なご意見ご感想。


【療育施設A】4歳男子・自閉症

2〜3週間で効果が出始めました。

 療育デスクに座り始めてから2~3週間ほどで効果が出始め、座ることができるようになりました。約2ヶ月間使用した時点で、その日の調子により普通の椅子に座って療育できるようになり、興味がなくても走って逃げ出すこともなくなりました。
 療育デスクと普通の椅子を併用しながら、療育デスクの卒業を目指しています。その子にとっては、自分の場所を確保することが落ち着く方法だったのかもしれません。もし療育デスクがなかったら、個室での指導が必須となり、個室でも走り回ったりすることが予想され、他の子の様子を見ることができないと思います。

【療育施設B】小学校高学年男子・自閉症

パーテーションで落ち着きました。

 動く物に目がいきやすいので、パーテーションの効果を感じています。パーテーションがあることで、自分のスペースができ、落ち着くように見えます。パーテーションを対面式で使用するときは、発声や言語、表情をみることができるので、その子にあった学習ができます。
 定期的にメンテナンスをしてくれているから、不具合はありません。ただ気になるのは、女性スタッフしかいないので、移動させるときに重たいこと、幅が大きいこと。そんなに頻繁に移動することがあるわけではないですが、少し負担になってしまいます。

【療育施設C】3歳男子・多動

喜んで座るようになりました。

 座っていても興味がないと走って逃げる子でしたが、療育デスクだと座れるようになりました。自分の場所ができたとの安心感からか、喜んで座るようになりました。

【療育施設D】着座困難な自閉症

1年ほどで普通のイスにも座れるようになりました。

 着座が困難なこどもも、この療育デスクなら座ることができ、一年ほど療育すると、普通の椅子でも療育ができるようになりました。

【療育施設E】集中できない自閉症

30〜40分は集中して療育できるようになりました。

 パーテーションがあることで、周りの景色、壁の張り紙などを見ないので、30~40分は集中して療育をするとこができます。対面指導により、目を見て指導できるので療育しやすい。

【療育施設F】小学生・自閉症

指導員と目が合わせられるようになりました。

 周りのお友達が気になってしまう子ですが、個室の確保は難しいので、パーテーションがあることで療育が可能になりました。パーテーションは対面式で行っており、指導員と目の前で指導することにより指導員と目が合い、キョロキョロすることがなくなりました。

【療育施設G】中学3年生・多動

落ち着いて指導ができるようになりました。

 最初は職員が椅子に座るように誘導していましたが、約5カ月経った今では自分からすすんで座ってくれています。療育デスクを気に入ってくれている様子が伺えます。使い始めてから早い段階で効果を感じています。
 療育デスクだと落ち着いて指導ができ、勝手に動き回ることがなく、椅子から出たいときは意思表示をしてくれるので助かっています。普通の机ではまだ動き回ってしまうので指導が難しいと感じています。

【療育施設I】4歳女児・多動・自閉症・ADHD

普通の机でも療育できるようになりました。

 普通の机だと集中することが難しいですが、療育デスクを使うことで集中できるようになりました。自分から進んで座ることはありませんが、頼めばきちんと座ってくれます。療育デスクを使うようになってから、時折普通の机でも療育が出来るようになったので効果は感じています。

【療育施設J】2歳男児・多動

家でも座れるようになりそうです。

 多動のため、イスに座るという事ができませんでしたが、1ヶ月ほど療育デスクを使用すると、普通の椅子にもじっと座れるようになりました。家では甘えが出るので動き回ってまだ座れませんが、座るきっかけとなったと思います。繰り返すことにより、家でも座れるようになると思います。

【療育施設J】1歳半男児・ダウン症

機嫌の悪いときのクールダウン用にもなります。

 最初は座ることを嫌がりましたが、指導者に注目させながら少しずつ慣らしていくと、徐々に座ることができるようになりました。1歳半では、普通の椅子でも座れるようになったので、機嫌のいい時は他の子と同じ椅子に座って療育することができています。現在は、機嫌の悪いときのクールダウン用として使用しており、療育デスクに座ることで落ち着きを取り戻すことができます。
 療育デスクがなかったら、療育施設では一人の先生がその子に付きっきりとなり、椅子に座れない子どもの体を支えながら指導をしなければならないので、指導者の負担が大きくなると思います。療育デスクがあることで、他の子どもと一緒に療育をすることができ、また対面指導ができるので、言語指導の時には子どもの表情がよく見えて指導しやすいです。

【療育施設K】年長男児・多動・自閉症

2年ほどで療育デスクを卒業できました。

 2ヶ月ほどで座れるようになり、座れると絵本を読んだりして座るのが好きになりました。それから1年ほど普通の椅子と併用して、3歳で療育デスクを卒業しました。
 4歳の夏ごろになると、集中できる時間が長くなり、言葉が出始めました。年長となった現在では、普通の椅子で40分間座れるようになり、言葉は2~3語文出るようになりました。
 普通の椅子だと机を壁に引っ付けて、指導者が後ろから抱えるように指導しなければならず、手を離すと逃げるので、常に傍にいないといけない状態なので大変です。パズルが好きで、好きなことをしているときは集中できるので、いずれ出来るようになるけれど、出来るようになるまでの期間を短くできたと思います。

【療育施設K】2歳女児・多動

言語指導のときに向き合って療育できます。

 療育デスクがなければ、壁に机をつけて余計なものを視界に入れないようにし、後ろから抱え込むように療育するので、表情が分かりにくいです。療育デスクがあることで、指導者が動きやすく指導もしやすいです。言語指導のときに向かい合って療育できるので、子どもの表情が分かり、視線が合うのがいいです。