女の子の部屋のための本棚

K様邸

 中学生の娘さんに「自分の部屋」をプレゼントしたK様。これからどんどん増える書籍を収める本棚が必要だけど、女の子だから、雑貨やアクセサリー等を飾る棚が必要になるかもしれない、もしかしたら将来ドレッサーを置くかもしれない、ベッドや机を含めて部屋のレイアウトを色々変えたくなるかもしれない…。そんなあれこれに柔軟に応えられる本棚がほしいというご相談でした。

ビフォー

 小学校入学の時に買った学習机に付属していた小さな本棚。容量が足りず、高さも奥行きも中途半端で、溢れた本が部屋のあちこちに散らばっていました。


「カウンター付横並び」・「2階建て」の2つの仕様

 ご提案したのは「可変本棚」。2つの本棚と2種類の天板を製作し、組み合わせによって「横並び」で置くことも、「2階建て」にすることもできます。「横並び」では天板が長いカウンターテーブルになり、ぬいぐるみや雑貨等を飾ることができます。
 将来ドレッサーを置いたり、部屋のレイアウトをごっそり変える場合は、「2階建て」仕様にすることで、部屋に新たなスペースを設けることができます。
 もちろん、本棚の高さや奥行は、部屋の寸法や窓の位置、本のサイズに合わせ、無駄がない作りです。天板は、娘さんのお気に入りのベッドと机のデザインに合わせ、楢の木模様のダークブラウンの化粧板を使っています。


K様のご感想

 いくつもの家具店を回りましたが、コレ!という本棚は見つかりませんでした。成長過程で生活も変わっていく娘の部屋ですから、答えがないんですね。どんな本棚が欲しいのかよくわからないわけです。
 そんな時、横山工房さんのオーダー家具を紹介してもらい、「柔軟に仕様を変えられる本棚にしては?」というご提案を頂きました。すでにベッドや机を置いているので、限られたスペースで色々なケースに対応できるこの本棚は、これから娘が自分好みの部屋を作っていく上で、力強い味方になってくれると思います。
 娘自身も、ベッド・机とお揃いの色・模様の本棚ができたこと、本棚の仕様を変えて色々な部屋の模様替えができることにとても喜んでいます。