発達障がい児用学習机・椅子・療育家具

■コンセプト

「e-chesk」は、落ちつくのが苦手なお子様でも、
長い時間集中して学べるように研究を重ね、構造を工夫しました。


発達障害や落ちつきのない子が集中して学べるように

 ADHD(注意力欠陥多動性障害)という障害の認知が少しずつ広まり始めました。「学齢相応の落ちつき・集中力がない」という特徴だけをとらえると、小学生から中学生の約6~10%の子どもにあてはまるといわれています。もちろん、こうした子どもたちは「集中できない」・「学習できない」のではありません。そうでない子どもに比べ、より集中して学習に取り組みやすい環境が必要なだけです。

環境が整えば、集中できる。

 子どもたちがしっかり学べる環境を整えないといけない。その想いから、ADHD等の発達障害や「落ちつきがない」といわれる子どもに適した構造をもつ、集中できる学習イス&デスクを開発しました。

ご家庭の協力を得て実証研究・開発。

 ご家庭で簡単・安全に使えて、確かな「集中効果」が得られることを何より重視したい。このために、発達障害のあるお子様をお持ちのご家庭の協力を得て、専門家とともに実証研究を繰り返し、『e-chesk』の特別なデザイン・構造が生まれました。
 身体と足をしっかり固定して座れるイス、そして視界を制限して学習に集中できるパーテーションを備えた机。この組合せにより、多動性が強く落ちつきのないお子さまでも、長い時間、集中して学習ができる環境が整います。

協同開発者の上地先生(公認心理師)に聞きました。

【上地玲子】
山陽学園大学 准教授
公認心理師、臨床心理士(2021年まで)
小学校教諭1種、幼稚園教諭1種、保育士

《上地先生プロフィール》

 開発のきっかけは、集中することが困難な障害を抱える長女が、少しでも学習できる環境を作りたいと思ってのことでした。
 母親・研究者・臨床家の視点を生かして、落ちつきのない子どもでも学習に集中しやすい椅子と机の構造を考案し、形にすることができました。
 「わかった」「できた」という学習の楽しさを味わうことは、生きる喜びであり幸せにもつながります。
 長女がしっかり机に向かう姿を見ると、同じような悩みを抱える子どもたちにも役立てていただきたいと強く思います。